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ドーパミンが後角で侵害受容を抑制する。
ドーパミンが後角で侵害受容を抑制する。脊髄の後角は、一次侵害受容入力が局所回路によって、および脊髄上核に中継される前に下降するシグナルによって調節される疼痛経路における最初の中継局を表す。ドーパミンが一次侵害受容Aδ-およびC-線維シグナルを調節できるかどうかを決定するために、L4刺激時の大型ラミナIニューロンおよび逆行性標識脊髄傍気管ラミナI -
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低酸素状態が神経障害性疼痛に寄与する。
低酸素状態が神経障害性疼痛に寄与する。神経損傷により、低酸素状態が進み、それがより多くの酸素を必要とする状況を生み出すという研究があります。 -
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インソールは腰痛の予防にならない・コクランレビューによる研究
インソールは腰痛を軽減しない・コクランレビューインソールとは、靴の中敷きを使用すると、足を地面にぶつける衝撃を吸収し、足を適切な位置に支えることで、背中の痛みの予防と治療に役立つ可能性があることが示唆されています。理論的な説明は、靴の中敷の使用は、衝撃を吸収し、過度の回内を防ぎ、矢状面の閉塞を防ぎ、バランスと固有受容能力を高めることに -
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中枢だけでなく末梢神経の末端でもオピオイド性鎮痛が起こっている
中枢だけでなく、末梢神経の末端でもオピオイド性鎮痛が起こっている痛みに対する鎮痛機能として、下行性疼痛抑制系が有名です。中脳水道周囲灰白質を中心に、脳から下行し、脊髄後角で入力されてきた侵害受容信号を抑制するというもの。つまり中枢による鎮痛です。しかしそれ以外にも、末梢神経の末端で鎮痛作用が起 -
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筋筋膜疼痛症候群は仮説であり、末梢神経による二次痛覚過敏によるもの。
筋筋膜疼痛症候群は末梢神経による二次痛覚過敏によるもの。筋筋膜性疼痛症候群とは、筋肉に痛みを生じる症状のことであり、圧痛点(押すと痛い部位)を生じます。さらにその圧痛点を押すと放散痛(他の部位にも痛みが広がる!現象が起き、このことをトリガーポイントと言います。今から67年前にTravellとSimonsによって、筋筋膜性疼痛症候群とト -
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皮膚運動学とDNMの違いと共通点を神経から読み解く
皮膚運動学とDNMの違いと共通点皮膚運動学とは、文京学院大学の福井勉教授(理学療法士)が提唱している皮膚アプローチ理論です。テーピングや徒手よって、皮膚を伸展or弛緩させる事で、関節の可動域を増やすというものです。福井先生は、ダイアンから直接DNM講習を受けたことがあり、皮膚アプローチというまだまだ未開拓な分野を切り開いている方です。 -
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PNF/METなど等尺性収縮後弛緩アプローチは相反抑制によるものではない
相反抑制理論とは?ある筋肉を収縮させると、拮抗筋と言われる反対側の筋肉が弛緩します。そのおかげでスムーズな関節運動が起こります。これを相反抑制と言います。例えば腕の上腕二頭筋を収縮させると、反対側の上腕三頭筋が弛緩するということです。等尺性収縮とは? -
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クラニオセイクラルセラピー/頭蓋仙骨療法の効果は、頭部皮神経と神経系への影響によるもの
クラニオ・セイクラルセラピーの効果は頭部皮神経と神経系への影響によるもの脳脊髄液 -
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仙骨は副交感神経系ではなく交感神経系
仙骨は副交感神経系ではなく交感神経系内臓や心臓などを無意識的にコントロールしている自律神経。 -
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内臓マニュピレーション・大腰筋リリースの効果は皮神経によるもの。
よく街中の整骨院などの立て看板に、「腸もみ」という言葉を見かけます。また、オステオパシーという徒手療法の中にも内臓マニュピレーションというものがあります。どちらも腹部の内臓にたいして、癒着をはがしたり、内臓を動かしたりして効果を上げるという理論を掲げています。科学的に考えて、手の力で内臓に強くアプローチするのは危険性が高く、効果は薄いと考
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