ドーパミンが後角で侵害受容を抑制する。

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ドーパミンが後角で侵害受容を抑制する。

ドーパミンとは、神経伝達物質であり、ノルアドレナリンやアドレナリンの前駆体でもあります。

快適感覚、やる気、達成感などに関与しています。

そのドーパミンが脊髄後角に作用して、侵害受容信号を抑制するという研究があります。

脊髄後角は、一次侵害受容入力が局所回路によって、そして脊髄上核に中継される前に下降するシグナルによって調節される、疼痛経路における最初の中継局である。

我々は、ラミナI投射ニューロンへの一次侵害受容入力のシナプス前抑制が、ドーパミンが脊髄の後角へ入ってくる有害な刺激を抑制することができるメカニズムであることを提案する。

ラミナI投射ニューロンは、脊髄後角から脳幹および視床核への疼痛信号の主な出力を表す。

我々は、ドーパミンがシナプス前への作用を介して、ラミナI投射ニューロンへの侵害受容性AδおよびC線維シナプス入力を抑制することを見出した。

Presynaptic Inhibition of Primary Nociceptive Signals to Dorsal Horn Lamina I Neurons by Dopamine

Yong Lu, Maksym Doroshenko, Justas Lauzadis, Martha P. Kanjiya, Mario J. Rebecchi, Martin Kaczocha and Michelino Puopolo

つまり、何かを達成したり、楽しくて心地よい気分になると、痛みの原因の一つである侵害受容刺激があっても、その刺激を抑制することができるということ。

快適感覚、楽しさを少しでも味わえるよう心がけることは、痛みの減少に繋がり得るという事です。

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