PNF/METなど等尺性収縮後弛緩アプローチは相反抑制によるものではない

PNF/METなどホールドアンドリラックスによる効果は、相反抑制によるものではない

例えばクライアントの動きを施術者がブロックして、主動筋を等尺性収縮させます。すると相反抑制という反射により、拮抗筋が弛緩すると一般的に言われています。

しかし、それは本当でしょうか?

まずは、それぞれのテクニックを見てみましょう。

PNFとは?

PNF/固有受容性神経筋促通法とは、1940年代にアメリカで生まれたテクニックです。

固有受容器を刺激することによって、神経筋の働きを向上させ、関節可動域を増やす方法と言われています。

ちなみに固有受容器とは、筋肉の筋紡錘、腱のゴルジ腱器官、関節包の感覚受容器など体性感覚を中枢へ伝えるものです。

PNFでは、ホールドアンド・リラックスやコントラクト・リラックスという名称で呼ばれ、等張性収縮や等尺性収縮を行なった後に、可動域を広げていくという形をとります。

等張性収縮とは、関節運動を伴い、筋収縮の力は変化しない状態で収縮させることです。

等尺性収縮とは、関節運動を伴わず、筋肉の長さが変わらない状況の中で筋肉を収縮させることです。

マッスルエナジーとは?

MET/マッスルエナジーテクニックとは、主動筋を等尺性収縮させ、そのあと力を抜かせて拮抗筋の相反抑制を利用するという徒手療法です。

疼痛の軽減、筋緊張の低下、可動域制限を改善するといわれています。

相反抑制とは?

相反抑制/Reciprocal Inhibitionとは、主動筋が収縮すると拮抗筋が弛緩する反射のことです。

自原抑制/Autogenetic Inhibitionという反射もあります。これは筋肉が収縮したときに損傷を防ぐため、ゴルジ腱器官を介して主働筋を弛緩させるという働きのことです。

 

ではここからは研究を見てみましょう。

下記の研究では、このような結論か導き出されました。

続きはnoteにて