実際の痛みとMRIの画像診断には関連性がない

実際の痛みとMRI画像診断には関連性がない

結論から簡単に申しますと、「MRIと痛みと相関性がない」ということが、多数の研究から分かってきました。

「MRIで画像診断をして手術をしたが、痛みがなくならない」という声を良く聴きます。首から足まで数多くのMRIと痛みについての研究があります。

以下を一緒に見ていきましょう。

頚椎の脊髄、椎間板

痛みのない被験者でも、87.6%が椎間板変性を起こしていたという研究です。

1211人の健康なボランティアで、脊髄の前後直径、椎間板膨隆の直径、脊髄の軸方向の断面領域についてMRI画像を分析した。

殆どの被験者は、椎間板の膨隆(87.6%)を示し、頻度、重症度、およびレベルに関して年齢とともに有意に増加した。20代のほとんどの被験者でも、男性73.3%と女性78.0%の椎間板が膨隆していた。対照的に、無症状の被験者は、脊髄圧迫(5.3%)または信号強度の増加(2.3%)と診断された。これらの数値は、年齢とともに、特に50歳以降に増加した。脊髄圧迫は主にレベル1(58%)またはレベル2(38%)であり、主にC5-C6(41%)およびC6-C7(27%)で発生した。

結論: 20代を含む無症状の被験者では、椎間板の膨隆が頻繁に観察された。軽度の椎間板膨隆を有する患者の数は、20歳から50歳に増加した。対照的に、脊髄圧迫の頻度および信号強度の増加は50歳以降に増加し、椎間板の膨隆の重症度の増加を伴った。

Abnormal findings on magnetic resonance images of the cervical spines in 1211 asymptomatic subjects.Nakashima H, et al. Spine (Phila Pa 1976). 2015.

続きはnoteにて