笑いはオピオイドを放出させて社会的絆を深め、コルチゾールを低下させる。

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笑いはオピオイドを放出させて
社会的絆を深め、
コルチゾールを低下させる。

12人の健康な男性に親友と共に、笑いを誘うコメディー動画を30分間見せてオピオイド放出がどうなるか?という研究です。

目次

◆研究1

社会的な笑いは快感を高め、視床、尾状核、前島皮質における内因性オピオイド放出を誘発した。

笑いを誘発するコメディと笑いを誘発しないドラマをグループで見た後、内因性オピオイド作動性活性化の代わりである疼痛閾値が、男性と女性の両方で有意に上昇した。

社会的な笑いによるオピオイド作動性活動の調節は、人間の社会的絆の形成、強化、維持をサポートする重要な神経化学的経路である可能性がある。

我々の結果は、社会的な笑いが内因性オピオイド放出を誘発し、グループ内の社会的絆を調節する強力な方法を提供できることを示している。

これらの結果は、よく知られているオキシトシンおよびバソプレシン系に加えて、オピオイド系が哺乳類の社会的コミュニケーションやおそらく社会的絆においても重要な役割を果たすことを示唆している。

我々のデータは、社会的な笑いが身体的グルーミングと同じ感情的感覚回路に関与している可能性があるという主張を裏付けている。それは笑いが一種の「心のくすぐり」であるというダーウィンの提案と一致している。

社会的な笑いは、免疫促進物質(β-エンドルフィンなど)を放出するが、それはナチュラルキラー細胞(リンパ球)の活性を高め、血液循環のコルチゾールレベルを低下させる。

Social Laughter Triggers Endogenous Opioid Release in Humans

 

◆まとめ

笑う門には福来たる。

と言いますが、鎮痛にとっても良いようです。

ソーシャルグルーミングと同じような感情的回路が関与しているということで、やはり

・人から触れられる

・人と一緒に笑う

は、人間にとって必要な行為ということがわかります。

いろいろな状況で笑う機会が減っている方は、触れられたり、笑う必要があるのかもしれませんね。

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