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肋下神経とは|下腹部と側腹部に分布する末梢神経
肋下神経(subcostal nerve)は、第12胸神経前枝に由来する混合神経です。
第12肋骨の下を走行し、下腹部から側腹部の感覚と、腹壁の一部の運動に関与します。
胸腹部移行部の神経として、感覚入力と運動出力の両面から理解することが重要です。
肋下神経の解剖と分布領域
肋下神経は第12肋骨の下を走り、腹横筋と内腹斜筋の間を進みながら腹壁へ分布します。
皮膚では側腹部から下腹部に感覚枝を出し、筋では腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹直筋の一部に関与します。
胸神経の前枝系の流れを理解するうえでは、▶︎ 肋間神経とはとの連続性を押さえておくことも重要です。
肋下神経に関連する症状|側腹部から下腹部の痛み・しびれ・筋機能の変化
肋下神経の分布に関連して、側腹部から下腹部の痛み、圧痛、しびれ、感覚異常がみられることがあります。
また腹壁筋への関与から、体幹運動時の違和感や筋機能の変化として捉えられる場合もあります。
体幹の前外側では、▶︎ 肋間神経の前枝(前皮神経)や▶︎ 肋間神経の外側皮枝との分布の違いも整理して評価することが重要です。
結論|肋下神経と症状を理解する末梢神経の視点
肋下神経は、下腹部と側腹部の感覚、そして腹壁の運動に関与する混合神経です。
臨床では局所の構造だけでなく、分布領域、筋機能、隣接する前枝系の神経との関係を含めて評価することで、症状の整理がより正確になります。
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