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肩甲背神経とは|肩甲帯内側を支配する末梢神経
肩甲背神経(dorsal scapular nerve)は、菱形筋および肩甲挙筋を支配する末梢神経です。
この運動神経は、中枢から筋への出力を伝える役割があります。皮膚感覚には基本的には関与しません。
肩甲背神経の解剖と分布領域
腕神経叢の主にC5神経根 (C4、C6から生じる場合も)から分岐し、中斜角筋を貫通または後方を通過して肩甲骨内側縁に沿って走行します。
菱形筋および肩甲挙筋に分布し、肩甲骨の内転・挙上といった肩甲帯の安定化に関与します。
走行上、中斜角筋部や肩甲骨内側縁周囲は影響を受けやすい部位となります。
肩甲背神経に関連する症状|肩甲帯内側の動作時痛・可動域制限・鈍痛・筋の脱力感
この神経の分布に沿って、次のような症状が生じることがあります。
・筋の脱力感
・筋力低下
・筋萎縮
・動作時痛
・可動域制限
・鈍痛
・違和感
肩甲骨内側の安定性低下や運動パターンの変化として現れることが多く、症状は表在的なしびれではなく、鈍痛や違和感として知覚されやすい特徴があります。
ただし、症状は単一の神経だけで説明できるとは限りません。
結論|肩甲背神経と症状を理解する末梢神経の視点
肩甲帯の機能異常は、筋や関節だけでなく神経出力の変化として捉えることが重要です。
神経支配の個別性や左右差、中枢神経系の影響も考慮しながら評価することで、より一貫した臨床理解につながります。
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