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頚横神経とは|頚部前面を支配する末梢神経
頚横神経(transverse cervical nerve)は、頚部前面の皮膚感覚を支配する末梢神経です。
この神経は頚神経叢(C2–C3)の枝として分布し、主に頚部前面の感覚情報を中枢神経へ伝える役割があります。
頚横神経の解剖と分布領域
頚横神経は胸鎖乳突筋の後縁付近から皮下へ現れ、前方へ走行して頚部前面の皮膚に広く分布します。
頚部前面の浅層に位置するため、外部からの圧迫や接触の影響を受けやすい神経の一つです。
同じ頚神経叢の皮枝には、耳介周囲へ向かう大耳介神経や小後頭神経、肩上部から鎖骨周囲へ分布する鎖骨上神経があります。
頚横神経に関連する症状|頚部前面の痛み・しびれ・感覚異常
この神経の分布に沿って、次のような症状が生じることがあります。
・痛み
・圧痛
・しびれ
・感覚異常
ただし、疼痛やしびれは必ずしも単一の神経だけで説明できるとは限りません。
末梢神経の吻合や中枢神経での処理も踏まえて考える必要があります。
結論|頚横神経と症状を理解する末梢神経の視点
臨床では、頚部前面の症状が単一の筋肉や関節だけで説明できるとは限りません。
末梢神経の状態や感覚入力の変化としてみることで、症状の分布をより具体的に考えやすくなります。
頚横神経は、前頚部の症状をみるときに頚神経叢の枝として押さえておきたい神経です。
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