後篩骨神経とは|篩骨洞・鼻腔後部に分布する三叉神経の枝

末梢神経
目次

後篩骨神経とは|後篩骨洞と蝶形骨洞に関わる三叉神経の枝

後篩骨神経(posterior ethmoidal nerve)は、後篩骨洞および蝶形骨洞の感覚に関わる神経です。

この神経は三叉神経(第5脳神経)の第1枝である眼神経(V1)の枝で、鼻毛様体神経から分岐します。

主に副鼻腔深部の感覚情報を中枢神経へ伝える感覚枝です。

後篩骨神経の解剖と分布領域

後篩骨神経は後篩骨孔を通過し、後篩骨洞および蝶形骨洞に分布します。

一部は前頭蓋窩前部の硬膜にも関与します。

副鼻腔深部に関わる感覚枝であり、表在的な皮膚感覚とは異なる領域を担当することが特徴です。

▶︎ 三叉神経の神経一覧

▶︎ 眼神経とは

▶︎ 鼻毛様体神経とは

▶︎ 前篩骨神経とは

後篩骨神経に関連する症状|鼻奥の違和感・頭部の鈍痛

この神経に関連して、次のような症状が生じることがあります。

・鼻奥の違和感

・頭部の鈍痛

・眼窩周囲の重だるさ

・副鼻腔の不快感

副鼻腔深部や眼窩周囲に近い領域の不快感として認識されることがあります。

ただし、症状は後篩骨神経だけで説明できるとは限らず、副鼻腔局所の状態や周囲の三叉神経枝も含めて考える必要があります。

▶︎ 顔・頭部の症状からみる末梢神経

結論|後篩骨神経と症状を理解する三叉神経の視点

顔面深部や副鼻腔周囲の症状は、三叉神経系の感覚入力を踏まえて評価することが重要です。

後篩骨神経は、鼻毛様体神経から分かれて後篩骨洞や蝶形骨洞、さらに一部の硬膜へ関わる感覚枝として理解することで、鼻奥や頭部深部の症状を神経分布から考える視点につながります。

 


関連コラム|末梢神経の理解を深める

▶︎ 末梢神経とは何か

▶︎ 神経図鑑とは何か

▶︎ 症状からみる末梢神経とは何か

神経科学に基づく徒手療法を学ぶ

SNSでのコラムのシェアは歓迎しております。ただし当サイト内の文章・オリジナル画像等の無断転載、無断転用はご遠慮ください。

末梢神経

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次