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前篩骨神経とは|鼻腔前部と鼻背に関わる三叉神経の枝
前篩骨神経(anterior ethmoidal nerve)は、鼻腔前部および鼻背に関わる感覚神経です。
この神経は三叉神経(第5脳神経)の第1枝である眼神経(V1)の枝で、鼻毛様体神経から分岐します。
鼻腔前部の粘膜感覚に加え、終枝である外鼻神経を介して鼻背の感覚情報を中枢神経へ伝えます。
前篩骨神経の解剖と分布領域
前篩骨神経は前篩骨孔を通過し、前頭蓋底から鼻腔内へ入り、鼻腔前部の感覚に関与します。
鼻腔内では内鼻枝を出し、その後は外鼻神経へ続いて鼻背の皮膚感覚にも関与します。
鼻腔内の感覚枝と外鼻への連続をあわせて理解することが重要です。
前篩骨神経に関連する症状|鼻周囲の痛み・違和感
この神経に関連して、次のような症状が生じることがあります。
・鼻周囲の痛み
・違和感
・感覚過敏
・軽度のしびれ
鼻周囲の不快感や違和感として知覚されることがあります。
ただし、症状は前篩骨神経だけで説明できるとは限らず、鼻毛様体神経や鼻周囲の局所組織の状態も含めて考える必要があります。
結論|前篩骨神経と症状を理解する三叉神経の視点
鼻周囲の症状は、三叉神経系の感覚入力を踏まえて評価することが重要です。
前篩骨神経は、鼻腔前部の粘膜感覚と外鼻神経へ続く鼻背の感覚をつなぐ枝として理解することで、鼻周囲の症状を神経分布から考える視点につながります。
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